開発環境セットアップ (Dev Setup)
このドキュメントは、WordPressとWooCommerceを使った開発環境の詳細なセットアップ手順を提供します。記載している手順は、WordPressバージョン 6.7.2 および WooCommerceバージョン 9.7.1 で動作確認を行ったものです。
1. GitHubリポジトリのクローン
まず、KOMOJU WooCommerce プラグインのリポジトリをクローンします:
git clone https://github.com/degica/komoju-woocommerce
cd komoju-woocommerce
2. WordPress 環境の準備
WooCommerce プラグインを実行するには、WordPress インスタンスが必要です。Docker を使用してセットアップできます。
docker-compose up
このコマンドにより、Docker イメージと WordPress プラグインがダウンロードされます。初期セットアップが完了し (Docker のログが継続的に流れなくなった状態)、127.0.0.1:8000
にアクセスすると WordPress のセットアップ画面が表示されます。
Ngrok の設定
KOMOJU-WooCommerceプラグインは、決済完了後の通知を受け取るために Webhookを使用します。そのため、ローカルの WordPress インスタンスをインターネットからアクセス可能にする必要があります。ngrok を使用してこれを実現できます。
ngrok http -host-header=rewrite http://127.0.0.1:8000
注意: ngrok のエンドポイントからウェブサイトにアクセスすると、一部の機能が正常に動作しない可能性があります。通常のチェックアウトフローは 127.0.0.1
を使用し、Webhook の統合のみ ngrok を利用してください。
WordPressのセットアップ
WordPressのセットアップ画面に移ったら、ユーザー名やパスワードなどを任意で入力します(後で思い出せるようにしてください)。 画面左下にある「Install WordPress」をクリックするとインストールが完了します。
ログインを求められたら入力して、WordPress管理画面にアクセスできる状態になればOKです。
WooCommerceのセットアップ
- 左サイドバーで「Plugins」をクリックします。
- 「Relative URL」という名前のプラグインの下にある「Activate」をクリックし、有効化します(ngrokとの連携を動かすために必要です)。
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「WooCommerce」という行の「Activate」をクリックし、有効化します。これでWooCommerceのセットアップページが表示されます。
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「Yes please」をクリックして、セットアップを開始します。
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「Start setting up your WooCommerce store」というページで、最下部までスクロールし、「Proceed without Jetpack & WooCommerce Services」というリンクをクリックします(開発環境では必要ないため)。
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「Build a Better WooCommerce」というポップアップが出たら、チェックボックスにチェックを入れず「Continue」をクリックします。
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住所を求められたら、ダミーの情報を入力します。
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「In which industry does the store operate?」というページでは、好みの業種を選択し、「Continue」をクリックします。
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「What type of products will be listed?」では、Virtual または Physical を選択し、「Continue」をクリックします。
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「Tell us about your business」というページでは、商品数を選択し、「Currently selling elsewhere?」を「No」にして、その下に表示されるオプションをすべて無効にした上で「Continue」をクリックします。
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「Choose a theme」というページでは、「Continue with my active theme」をクリックします。
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WordPressの管理画面にリダイレクトされます。
- 左サイドパネルの「WooCommerce」→「Settings」をクリックします。
- 下へスクロールして「Currency Options」まで進みます。
- 「Currency」フィールドを「Japanese Yen (¥)」に設定します。
- ページ下部の「Save changes」をクリックします。
KOMOJU-WooCommerceプラグインの設定
- WordPress管理画面で、左サイドパネルの「Plugins」をクリックします。
- 「WooCommerce Komoju Gateway」の下にある「Activate」をクリックし、有効化します。
- 左サイドパネルの「WooCommerce」→「Settings」をクリックします。
- メインコンテンツ上部のタブで「Payments」をクリックします。
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「Komoju」の隣にある「Enabled」トグルをオンにしてKomojuを有効にし、「Set up」をクリックして設定画面へ進みます。
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テスト用のKomojuアカウントを使用してAPI設定を行います。
Webhookの設定をREADMEに従って正しく行っていることを確認してください。
WooCommerceに商品の追加
決済テストを行うには、購入可能な商品が1つ以上必要です。
- WordPress管理画面で、左サイドパネルの「Products」をクリックし、メイン画面にある「Create product」をクリックします。
- 任意の商品名を入力します。
- 商品の説明を入力します。
- 商品の価格を設定します。
- 「Publish」をクリックします。
以上で設定が完了したら、
http://127.0.0.1:8000/?post_type=product
にアクセスするとショップ画面が表示され、Komoju連携のテストに利用できる商品が確認できます。